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黒田騒動

くろだそうどう


[黒田騒動]
江戸初期、筑前福岡藩黒田家の御家騒動。藩主・忠之の暴政により家老・栗山大膳ら宿老との確執ができ、1632年、大膳は藩を救うため忠之に謀反の疑いがあると幕府に出訴。翌年、裁定により黒田家は存続、大膳は陸奥盛岡藩南部家に預けられ、10年に及ぶ抗争に幕を閉じた。逆臣の汚名を覚悟しつつ藩断絶を回避した大膳の志は、講談・歌舞伎などに脚色された。栗山大膳事件とも。