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大津事件

おおつじけん


[大津事件]
1891年、ウラジオストクのシベリア鉄道起工式列席の途中来日したロシア皇太子ニコライ（のちのニコライ2世）を大津市で警備中の巡査津田三蔵が襲撃した事件。湖南事件ともいう。日露関係悪化を恐れた政府は、大逆罪の適用による死刑判決を強要した。大審院長児島惟謙は法を曲げられないとし政府の干渉を排し、刑法に従い普通謀殺未遂罪で無期徒刑を言い渡し、司法権の独立を守った。