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オイルショック

おいるしょっく


[オイルショック]
1973年、1979年の2度起きた石油の供給危機と価格の高騰。1973年は、アラブ石油輸出国機構がイスラエルの支援国に石油を供給しない「石油戦略」を発動、原油の生産制限と輸出価格の大幅な引き上げを行ったことに起因する。スタグフレーションに悩まされ、「狂乱物価」が起きパニックを産んだ。1979年は、イラン革命により親米王朝が倒されイスラム政権が誕生したことで中東を中心に国際的に政情不安が高まったことに起因する。日本においては、省エネ政策を推し進めたため、1973年ほどのパニックは起きなかった。2度のオイルショックの結果、中東以外での油田開発、非石油エネルギーの活用、省エネルギー技術の研究開発への促進の契機となった。