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永仁の徳政令

えいにんのとくせいれい


[永仁の徳政令]
1297年、鎌倉幕府の9代執権北条貞時が発令した、日本初の徳政令。元寇や異国警護によって困窮した御家人の保護を目的に、御家人の質入れや所領の売買に関して発令した。正確な条文は不明だが、御家人が売却、質入れした所領は無償で取り戻すことを認める、一般人が取得した御家人の所領は無条件に返却させるなどの内容であった。しかし、これによっても御家人の困窮は解消されなかった。