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安政の大獄

あんせいのたいごく


[安政の大獄]
1858年から翌年にかけ、大老井伊直弼による日米修好通商条約への調印や徳川家茂の将軍職継承などの専制に反対する尊攘派・一橋派が弾圧された事件。連座者は、親藩、公卿、外様大名、志士など100人以上に及ぶ。吉田松陰・橋本左内・瀬三樹三郎ら8人が刑死となった。この事件によって、幕府はモラルの低下や人材の欠如を招き、反幕派による尊攘活動も激化した。後に、桜田門外の変を引き起こすことになり、滅亡の遠因ともなった。