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甘粕事件

あまかすじけん


[甘粕事件]
1923年、関東大震災のどさくさに紛れて、無政府主義者の大杉栄・内縁の妻の伊藤野枝とその甥の3名が憲兵隊に強制連行され、甘粕正彦大尉に殺害された事件。軍は警視庁の捜査要求や米国大使館の抗議を受け、甘粕正彦大尉を軍法会議に送致し、懲役10年の判決を下した。国民の怒りが湧き上がる一方、甘粕大尉を支持する声も強く、世論は二つに割れた。一般的には、無政府主義を嫌った軍の上層部が行った罪を甘粕が被ったと言われている。