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一色（丹後）

いっしき【大名】


[一色（丹後）]
【出身地】三河国幡豆郡吉良荘一色（現・愛知県幡豆郡一色町）
【本拠地】丹後国
【家祖】一色公深・・・足利泰氏の七男で、一色を本領として一色氏を称したことに始まる。
【支流・分家】土屋氏。幸手一色家。
【本姓】清和源氏義家流足利氏
【略歴】一色氏の祖・公深の子・範氏は足利尊氏に仕えて九州探題として活動。以後、一色氏は、三河・丹後・若狭の守護となり、四職家の一つに数えられ、最盛期を出現。しかし、その勢力を警戒した第6代将軍・足利義教に当主・義貫が討伐され、1467年の応仁の乱では西軍に与して敗北するなど、室町末期には没落。戦国時代、丹後宮津城主となっていたが、反乱が続発したため、さらに衰退し、1582年、城主・義俊が織田信長の臣細川忠興に討たれて、ついに丹後における一色氏は滅亡。しかし、庶流の一色藤長やその従兄弟・崇伝が家康の側近として仕えるなど、江戸時代、数家が旗本として存続した。