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長野(伊勢)

ながの【大名】


[長野(伊勢)]
【本拠地】伊勢国安濃郡長野(現・三重県安芸美里村)
【家祖】工藤祐政(長野祐政)・・・工藤祐長の子で、1336年伊勢国長野の地頭となって長野氏を称したことに始まる。
【本姓】藤原南家乙麿流工藤氏。
【支流・分流】分部氏。細野氏。
【略歴】鎌倉時代から、伊勢国長野の地頭となって安濃・奄芸二郡を支配。南北朝時代には、北朝方に与して南朝方の北畠氏と伊勢の覇権を争った。室町時代には伊勢各地に広がり、伊勢の戦国大名となったが、第15代当主・藤定の時、北畠晴具の前に屈服し、北畠具藤を養嗣子として迎えて第16代当主として家督を継がせた。その具藤も1576年、織田信長の前に敗れ、信長の弟・信包を養嗣子として迎えて家督を譲ることなり、のち北畠一族とともに殺害された。信包も後に織田姓に復したため、長野氏は滅亡。