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大島国造 （周防）

おおしまのくにのみやつこ【国造】


[大島国造 （周防）]
大島国造とは大島国（現・山口県大島郡周防大島町周辺）を支配した国造とされ、国造本紀（先代旧事本紀）によると成務天皇（13代）の時代に无邪志国造の祖・兄多毛比命（えたもひのみこと）の子である穴倭古命（あなやまとこのみこと）を国造に定めたことに始まるとされる。
周防大島の正式名称は屋代島で、瀬戸内海では淡路島・小豆島に次ぎ３番目に大きい島であり、古くから海路の要所として知られる。平城宮の長屋王邸跡から大島郡を示す木簡が多く出土していることから皇族・長屋王の封戸が置かれた可能性が指摘されている。