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二條 ( 摂家/藤原氏嫡流 )

にじょう【公家】


[ 二條 ( 摂家/藤原氏嫡流 )]
五摂家の一で藤原北家摂関流。明峯寺関白・九条道家の次男・良実を祖とする。家名は住まいの九条殿が京都九条にあったことにちなむ。鎌倉期に、日記「玉葉」も知られる九条兼実が源頼朝の推挙で摂政、次いで関白となると、以後摂関職は近衛家と九条家から出る状況が続いた。中世には九条家領はしだいに広がり、江戸期には家禄二千石、後に三千石に加増されて明治に至った。