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牟義都国造 （ 美濃 ）

むげつのくにのみやつこ【国造】


[牟義都国造 （ 美濃 ）]
牟義都（身毛津・牟宜都）国造は美濃国北中部（現・岐阜県関市、美濃市周辺）を支配したと言われ、「古事記」によると景行天皇（12代）の子・大碓命（おおうすのみこと）が神大根王（かむのおおねのみこ）の娘・弟比売（おとひめ）との間に誕生した押黒弟日子王（おしぐろのおとひこのみこ）が祖とされる。地方豪族であった身毛（身毛津・牟下都・牟宜都・牟義・武義）氏が国造を世襲したとされ、国指定史跡となっている弥勒寺官衙遺跡群は身毛氏の氏寺・郡司の官衙・祭祀の跡と言われ、その権力の規模を伝えている。