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印波国造 （下 総 ）

いんばのくにのみやつこ【国造】


[印波国造 （下 総 ）]
印波国造は印波国（現・千葉県成田市・佐倉市・八街市・四街道市・印西市・印旛郡周辺）を支配した国造と言われ、応神天皇（15代）の時代に神八井耳命（かむやいみみのみこと）の八世の孫・伊都許利命（いつこりのみこと）を国造に定めたことに始まるとされる。他の国造と異なり世襲ではなく、丈部（はせつかべ）氏と生部（みぶべ、壬部）氏が国造を継いだとされ、共に直姓を受ける国造級の豪族である２大勢力間で交互に継承されたと考えられている。千葉県成田市にある公津ヶ原古墳群の中の方墳（３９号墳）は、初代印波国造・伊都許利命の墳墓と言われ、また公津ヶ原古墳群と龍角寺古墳群の中でも大型のものは印波国造代々の墓と推定されている。