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下海上国造 （ 下総 ）

しもつうなかみのくにみやつこ【国造】


[下海上国造 （ 下総 ）]
下海上（下菟上）国造は下海上国（千葉県旭市周辺）を支配したと言われ、応神天皇（15代）の時代に武蔵国造と同系の天穂日命（あめのほひのみこと）の八世孫であり、また上海上国造の忍立化多比命（おしたてけたひのみこと）の孫である久都伎直（くつきのあたい）を国造に定めたことに始まるとされる。敏達天皇の孫・百済王の末裔という説や、古事記には建比良鳥命（たけひらとりのみこと、武夷鳥命・天夷鳥命・天日照命）が七氏族の祖先神として下海上国造の祖とも記されている。出雲国造・无邪志国造・上海上国造等と同系の出雲氏、海上郡司を務めた海上（うなかみ）氏（他田日奉部氏）が国造を世襲したとされる。千葉県香取市にある小見川古墳群の被葬者は下海上国造又は国造一族の有力者であると見られている。