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甲斐国造 ( 甲斐 )

かいのくにのみやつこ【国造】


[甲斐国造 ( 甲斐 )]
甲斐国造は甲斐国(山梨県)を支配した国造で、景行天皇(12代)の時代、挾穂彦王(さほびこのみこ、沙本毘子王)の三世孫である臣知津彦公(おみちつひこのきみ)の子・塩海足尼(しおうみのすくね・しほのみのすくね)が甲斐国造に任じられたことに始まるとされる。国造氏族は不明であるが日下部連(くさかべのむらじ)と同祖であるとされる。また4世紀後半に百済から馬の飼育と乗馬の風習が伝えられたことで甲斐国は馬の産地として古くから知られ、甲斐国造が寄進した駿馬「甲斐の黒駒」が特に名声は博したとの記述が記紀にも見られる。