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伊勢国造 （ 伊勢 ）

いせのくにのみやつこ【国造】


[伊勢国造 （ 伊勢 ）]
伊勢は伊制、伊斉とも表記され、神聖な土地を指す語とも言われる。後に伊勢国・伊賀国・志摩国と広域を支配した国造であり、神武天皇の時代に天牟久努命（あめのむくぬのみこと）の裔孫・天日鷲命（あめのひわしのみこと）又は天御中主尊（あめのみなかぬしのみこと）の裔孫・天日別命（あめのひわけのみこと）を勅して伊勢国造（現・三重県伊勢北部）に定めたのが最初とされる。天日鷲命は伊賀伊勢国造の祖となり、伊勢直（いせのあたい）である伊勢氏（伊勢中臣氏）の源流となり、伊勢神宮外宮祠官の磯部氏（後の度会氏）も同系統とされる。７世紀の孝徳天皇の時代には志摩国・伊賀国をも含む一国となった。