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桂宮

かつらのみや【宮家】


[桂宮]
桃山時代に創設された四世襲親王家の一つで、正親町天皇の第一皇子である誠仁親王の第六皇子・智仁親王を祖とする。宮号は、所領が平安京近郊の桂周辺にあったことにより、石高3000石余は宮家中最大であった。初代の智仁親王は別邸・桂離宮を造ったことで知られる。5代の尚仁親王に継嗣がなく霊元天皇の皇子である文仁親王が跡を継いで京極宮に改称したが、9代・公仁親王の歿後、光格天皇の皇子・盛仁親王が継承して桂宮に改称した。文久2年(1862)に跡を継いだ淑子内親王が明治14年(1881)に歿して桂宮は断絶した。