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坩堝

るつぼ 


[坩堝]
熱狂的な興奮に沸いている状態、種々のものが混じり合って訳の分からない状態や場所をいう、「興奮のるつぼ」「人種のるつぼ」などの用例がある。「坩堝(るつぼ)」は、もともと金属を入れて加熱し、溶解・焙焼・高温処理を行う耐熱製の容器のことで、「ロツボ(炉壺)」の義とする説や「イルツボ(鋳壺)」の約とする説がある。灼熱の状態の中で複数の金属を溶解・混合することから、転じて、現在の意味で使われるようになった。なお、心が落ち着かず胸が騒ぐさまの意の「わくわく」は、沸騰する、熱狂して騒ぎたてる意の「沸く」からとされる。