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利口

りこう


[利口]
｢生まれつき賢い｣という意味の｢利根（りこん）｣が変化したとする説があり、それが、単に頭がいいだけでなく、聞きわけのよいこと、要領よく抜け目のないこと、また、そのさまを表す時にも使われるようになった。なお、「要領」とは、物事の最も大事な点、物事をうまく処理する方法をいう。｢要｣は｢腰（こし）｣、また｢要（かなめ）｣というように、全体をしめくくるところ、「領」は｢襟首｣の意で、ともに人体でもっとも大切な部分を表わす。ちなみに、「領」は日本語で「うなじ」で、「うなずく」は領（項）を前に突き出す意、「うなだれる」は領（項）を垂れるの意とされる。