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横紙破り

よこがみやぶり


[横紙破り]
和紙は漉き目が縦に通っていて、縦には破りやすいが、横にはなかなか破りにくい。それを無理に破ろうとすることから、自分の意見を無理に押し通すという意になった。類語に「横車を押す」がある。なお、他人の意見などには耳をかさない一徹な人を「いっこく者」というが、これは一国一城を閉鎖している人は一国より他は何も知らないところから生じたもの。一方で、他人の意見などの真意をよく理解せずに受け入れることを「鵜呑み(うのみ)」というが、これは鵜(ウ)が魚を丸のみにする習性に由来する。ちなみに、鵜が飲み込んだ魚を吐き出すことから、「鵜飼」の義とする説があるのが、水をすすぎ吐く「嗽(うがい)」。