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指切りげんまん

ゆびきりげんまん 


[指切りげんまん]
「指きり」とは、もともと江戸時代の遊女が惚れた男への覚悟の証として、自らの小指の第二関節から先を切り落としたり、入れ墨を入れたことに由来する。それが、固い約束を意味する言葉になった。「げんまん」は、「拳万」と書き、約束を破ったら拳固で1万回も打たれるという意で、「指きり」に付け足し、重い約束を交わすときに、相手と小指を絡み合わせ、その時に唱える誓いの言葉となった。なお、「覚悟」は仏教から出た語で、「覚」も「悟」もさとるの意で、迷いを脱して真理を悟ることをいう、そこから一般に現在の意に派生した。ちなみに、かつて中国では謝罪のため、肌脱ぎになって打たれる覚悟を示したことから生じた語が「一肌脱ぐ」。