修正依頼



油断

ゆだん 


[油断]
気を許して、必要な注意を怠ることをいう。「ゆっくり」「ゆったり」などと同系の古語「ゆた(寛)に」の音変化とする説がある。他には、仏教の「北本涅槃経」二二の「王、一臣に勅す、一油鉢を持ち、由中を経て過ぎよ、傾覆することなかれ、もし一滴を棄せば、まさに汝の命を断つべし」からとする説がある。なお、油断するな、という戒めとして用いられる「勝って兜の緒を締めよ」は、兜の緒を強く締め直すようすを気を引き締めることにたとえたもの。