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野次馬

やじうま 


[野次馬]
老馬を意味する「おやじ馬」の略で、老馬は先頭に立たず若駒の後をついて歩く、また、落ち着きもないことから、転じて、人の尻について騒ぎ回る人、他人の出来事を興味本位で騒ぎ立てる人を指す言葉となった。他には、「やんちゃ馬」の略とする説もある。なお、「野次る」は、名詞「野次」を動詞化したもの。野次をとばすの意で用いる「半畳(はんじょう)を入れる」という言葉があるが、これは役者が下手な演技をした際に「半畳」(江戸時代、芝居小屋などで見物人が用いた一人用の小さなござ)を舞台に投げ入れたことから生じたもの。ちなみに、人が群がり集まっている様子を「黒山の人だかり」というが、この「黒山」は人の頭が黒いところから生じたのも。