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元の木阿弥

もとのもくあみ 


[元の木阿弥]
戦国時代の大和の武将筒井順昭が病死した時、順昭に声が似ていた盲人木阿弥が「影武者」となった。順昭の子の順慶が成人すると、木阿弥はその任を解かれ、再びもとの生活に戻ったという故事から、一端良くなったものが、再びもとの状態に戻ることをいう。他には、木に加工した朱塗りの碗が、使っている内にはげて木地が現れることを「元の木椀(もとのもくわん)」といい、これが訛って「元の木阿弥」になったとする説がある。