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無鉄砲

むてっぽう


[無鉄砲]
「無鉄砲」は、鉄砲玉のように一気に突き進むという意味合いから用いた当て字で、「むてほう(無手法)」の音が変化したとされる。「無手法」は、手に何も持たないことで、何の手段もなく行うことをいう、そこから、後先考えずに一気に行動する意となった。他には、漢文に訓点が付されていないことをいう「むてんぽう(無点法)」の変化で、物事が理解できない意から、現在の意に派生したとする説がある。なお、行ったきり戻らないこと、また人を、発射した鉄砲の弾ににとえたて「鉄砲玉」という。また、がむしゃらに敵に突っ込んでいくようすを猪にたとえて、無鉄砲な武士のことを「猪武者(いのししむしゃ)」という。