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見得を切る

みえをきる


[見得を切る]
「見得」は当て字で、動詞の「見える」の連用形が名詞化したもので、外観のことをいう。歌舞伎役者が、感情の高揚した場面で、一瞬動きを停止して、睨むようにして一定のポーズをとることを「見得を切る」という。そこから、自分の力を誇示するような態度・言動をするという意味が生じた。なお、同根の「見栄」も当て字。ちなみに、「これを見てくれ」と見せびらかす意から生じた語が、外観、見かけ、体裁をいう「見て呉れ(みてくれ)」。