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万引き

まんびき　


[万引き]
買い物客を装い、商品をかすめとること。「万引き」は当て字で、育成のために、密生した野菜などを適切な間隔で引き抜くことをいう「マビキ（間引）」が変化した語で、多くの商品の中から間引くことから、盗みの行為の俗称に転用したとする説がある。なお、「間引く」は嬰児(えいじ)の場合も用いられる。ちなみに、「掏摸（すり）」は、手探りで物をとる意の動詞「する（掏）」の連用形の名詞化。体をスリ（摩）つけて財布などをかすめとるところからとする説、ソリ（剃）切って取るところからとする説、行きズリに物を取るからとする説がある。また、梵語からとする説もあり、「須利・寸利（すり）」が見える。中国語で「掏摸（とうばく）」。「摸」は、さぐる、つかむの意がある。