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俎板

まないた


[俎板]
食物を包丁で切るために下に敷く板をいう。「まな」は「真魚」で、食料にする魚のこと。魚を調理するのに用いる板の意で、のち、同義の「俎」を当てたもの。ちなみに、調理する場の「魚板場(まないたば)」の略「板場」の前で料理するところから生じた語が、日本料理の料理人をいう「板前(いたまえ、いためえ)」。なお、議論や批評の対象として取り上げるとこを「俎板(俎上)に載せる」という。また、従う以外に方法がないことを、俎板の上で料理されるのを待つ鯉にたとえて「俎板の鯉」という。