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骨抜き

ほねぬき


[骨抜き]
料理人が客の前で包丁さばき披露する魚料理に由来する。背骨を抜き去られた新鮮な魚が身がだらりとなる状態から、転じて、意見・計画などの肝心な部分を除き去ること、相手の魅力により言いなりになる様子の意味が生じた。なお、女性の魅力で男の心をかき乱すことを「悩殺(のうさつ)」とういが、この「殺」はひどいことをするの意で、本来はひどく悩ませることをいった。ちなみに、骨(骨組み)がないと立たないのが屋台や家屋で、転じて、一家を支える働き手の意に派生した語が「屋台骨(やたいぼね)」。