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べらぼう　

べらぼう　


[べらぼう　]
「篦棒」は当て字で、普通では考えられないようなばかげていること、程度がひどいことをいう。寛文年間に、見世物で評判になった奇人の名「便乱坊(べらんぼう)」「可坊(べくぼう)」に由来し、そこから｢馬鹿、阿保｣の意味で｢べらぼう｣という語が生じ、そういった人や出来事を罵る言葉として使われるようになり、さらに現在の意味に転じたとされる。ちなみに、「べらぼう」に軽蔑の意の接尾語「め」をつけた「べらぼうめ」が変化した語が、江戸っ子が相手を罵っていう「べらんめい」。