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ペテン

ぺてんし 


[ペテン]
幕末から明治初期にかけ発生した語とされ、嘘をついて人をだますことをいう。中国語で「詐欺」を意味する「peng-tzu(ペンツ)」が訛ったとする説がある。他には、人をだます意の「騙(ヘン)」を中国風に発音した香具師の隠語とする説もあるというが、はっきりしない。なお、だますことを「欺く」ともいうが、この語源には、軽んずる意の「アサ(浅)」と「ムク(向)」の複合語とする説、「アダ(化)ムク(向)」の転とする説ほか、諸説ある。ちなみに、千回ものを言えば、そのうち本当のことが三回しかないというところから、うそつきのことを「千三屋(せんみつや)」ともいう。