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引っ張り凧

ひっぱりだこ


[引っ張り凧]
「引っ張り蛸」とも書く。漢字表記は「蛸」を「凧」になどらえたもの。肢体を八方に引っ張って作る蛸の干物の形から、転じて、多くの人から引く手あまたである状態について使われるようになった言葉。ちなみに、揚がりぐあいを調節するために凧の表面につける糸を「糸目(いとめ)」というが、この糸目をつけないと凧を制御できないところから生じた語が、何の制限も加えない、惜しげもなく金品を使うことをいう「糸目を付けない」。また、「いとめ」は「厭(いと)い目」の意とする説もある。