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馬脚を露わす

ばきゃくをあらわす


[馬脚を露わす]
「馬脚」とは、芝居で馬のあしを演じる役者のこと。その馬の足に扮する役者が姿を現してしまうという意から、隠していた正体がばれること、ぼろが出ることをいう。「襤褸(ぼろ)を出す」の「ぼろ」は、「ぼろぞうきん」などの「ぼろ」と同じで、物が破れている様を表す擬態語「ぼろぼろ」から出た語とされる。また、同義に「鍍金(めっき)が剥(は)げる」があるが、この「鍍金」は古代、仏像に金めっきをするのに用いた材料のこと。ちなみに、芝居をあざけっていう語に「猿芝居(さるしばい)」があるが、これは猿に衣装をつけさせて、芝居のまねをさせる見世物の一種で、そこから、すぐ見すかされてしまうようなたくらみの意で用いられる。