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済し崩し

なしくずし


[済し崩し]
「済す」は返済、「崩す」は少しずつ行なうの意で、借金を少しずつ返却するという意から、転じて、物事を少しずつ片付けていくことの意となった。現在は、主に「崩して無しにする」という意味合いで用いられる。なお、ある一部の乱れ・破れ目が広がって全体が壊れることを「瓦解」というが、これは一部の瓦(かわら)が崩れ落ちると屋根全体に及ぶところから生じた語。ちなみに、「瓦」は、仏教関連語、梵語の「カパーラ(迦波羅)」の音写で、皿、鉢、また遺骨の意から派生したもの。