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とり

とり


[とり]
「トリ」は、寄席で人気のある噺家がその日の口演料を「取り」、他の噺家に分配する権利があったことから生れた言葉とする説があり、むろん、人気がある噺家は、最後に登場することから、真打のことを「トリ」と呼んだ。そこから、最後を取るの意として一般でも使われるようになったという。ちなみに、最後尾、どんじりの意の「びり」は、「尻(しり)」が転訛したとする説があり、同じ意味の「けつ」を重ねた俗語が、最下位・最後尾をいう「びりっけつ」。また、「殿(しんがり)」は、「後駆(しりがり)」が転じた説があり、列や順番の最後尾をいう。