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とどのつまり

とどのつまり


[とどのつまり]
ボラは成長するごとに名前が変わる出世魚で、最後に「トド」の呼び名で終わることから、平凡な結果である場合に、結局、つまるところという意味で「とどのつまり」という言葉が生まれた。また、最後の最後、どんづまりの意の「とことん」という語は、踊り用語で、踵で踏む足拍子の擬音語からで、踊りの所作を最後の足拍子まできちんとし終えるということから生じたとする説がある。ちなみに、江戸の日本橋の若者達が、ボラの幼魚の名の鯔(イナ)の背のように髷を結んだところから、勇み肌でさっぱりしている気性の男を褒める「鯔背(いなせ)」という語が生まれたとする説がある。