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突拍子もない

とっぴょうしもない


[突拍子もない]
今様の歌い方で、なだらかな調子が突然高くなる技法を「突拍子」という。そこから調子はずれの意が生じ、さらに「ない」を付けて強調し、とんでもなく調子はずれであることの意となったとする説がある。ちなみに、前の話と結びつかぬこと、出し抜けのことを「付かぬ事(つかぬこと)」というが、この「つかぬ」は思いがけぬの意で、「考えもつかぬ」「思いもつかぬ」などの上略形。