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天王山

てんのうざん


[天王山]
京都府南部、乙訓郡大山崎町にある小丘。古来から水陸交通の要衝で、1582年、羽柴秀吉と明智光秀が戦った山崎の合戦で勝敗を分ける要地ともなった。その故事から、勝敗や運命の重大な分岐点を「天王山」というようになった。物事の最後の場面、勝敗の分かれ目を意味する「天目山」という言葉もある。なお、山崎合戦における筒井順慶の故事から、有利なほうにつこうと形勢を見守ることを「洞ヶ峠(ほらがとうげ)」という。また、「三日天下」は光秀が非常に短い期間で天下を失ったことから生じた語。