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寺銭

てらせん


[寺銭]
博打などで、場所の貸元が売上から一定の割合で抜く手数料、場代のこと。「テラ」は寺で、寺社の敷地内で博打などの興行を行ったことによる説、「テラ」は照で、ろうそく代や灯油代の名目で徴収した金を意味するとする説などがある。なお、暴力団が自己の縄張り内で営業する風俗店や飲食店などから営業を認める対価として徴収する金品のことを「みかじめ料」というが、漢字で「見ヶ〆」と書き、管理・監督する、後見をすることを意味する。一説に、毎月三日に支払わせる、または三日以内に支払わなければその店を締めあげることからという。また、みかじめ料の一つに「しょば代」があるが、この「しょば」は、「ばしょ(場所)」の倒語で、もとは的屋などの隠語として露店商などが商売をする場所のことをいった。