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美人局

つつもたせ　


[美人局]
夫婦または愛人関係にある男女が共謀して、女が他の男と密通し、それを理由としてその男から金品をゆすり取ることをいう。もと博徒の語で「筒持たせ」（偽物をつかませて詐欺をすること）から来たとされる。「美人局」の字は、中国の「武林旧事」游手にあるのを当てたもので、女性を利用した色仕掛けの悪事をいったもの。ちなみに、異性の関心をひこうとして女性が色っぽい目つきで見ることを「秋波（しゅうは）を送る」というが、この「秋波」は、もともとは秋のころの澄んだ波の意で、その涼しげな情風から、美人の涼しい目もとを表すようになり、さらに女性のこびを含んだ目つきを意味するようになったもの。