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つっけんどん

つっけんどん


[つっけんどん]
漢字で｢突っ慳貪｣と書き、愛想がないさま、冷淡なさまをいう。つっけんどんは、物惜しみすること、けちで欲深いことの意の「慳貪」に、下の語を強調する接頭語「突っ」が付いた言葉。ちなみに、江戸時代に蕎麦やうどんを盛る器をいう｢倹飩（けんどん）｣は、｢慳貪｣と同根源と考えられている。また、「丼」は、盛切りの鉢を「ケンドン振りの鉢」といったものが、略され「ドンブリ振りの鉢」となり、「ドンブリ」となったとする説がある。なお、類語の「吝か（やぶさか）」は、物惜しみして人に与えず仲が遠ざかることから「ヤブリ（破または傷）サカル（離）」の意からとする説がある。