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辻褄

つじつま


[辻褄]
「辻」も「褄」も裁縫用語で、「辻」は縫い目が十文字に合うところ、「褄」は着物の裾の左右が合うところをいう。そこから、合うべきところがきちんと合う物事の道理という意味が生じた。ちなみに、話や文章などの辻褄が合わないことをいう「弖爾乎波(てにをは)が合わない」は、主要な助詞「て・に・を・は」を代表させた語で、これの使い方が間違っていると話の筋道が通らないことから生じた。また、文章の区切りを誤って読むことを「弁慶ぎなた式(べんけいぎなたしき)」というが、これは「弁慶が、なぎなたを持って」という一節を「弁慶がな、ぎなたを持って」と読んでしまうという話に由来する。なお、ミシンは「sewingmachine」から出た語。