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ちんぴら

ちんぴら 


[ちんぴら]
もとは一人前でないのに大人ぶったり、大物らしく気取ったりする者を、あざけっていう語。転じて、不良少年少女。また、やくざなどの下っ端をいう。大正から昭和にかけては、「子供のスリ」をいう隠語として用いられたとされる。「ちんぴら」は、「小片」の意とする説、大阪方言で、子供を卑しんでいう「チンペラ」が転訛したとする説などがある。ちなみに、下っ端の博打打のことを「三下(さんした)」というが、これは「三下奴(やっこ)」の略で、サイコロの三から下の数の意から生じた語。また、下卒(かそつ)の者や下っ端をいう語に「陣笠(じんかさ)」があるが、これは足軽・雑兵(ぞうひょう)などが陣中で兜の代用に薄い鉄、または革で作り漆を塗った「陣笠」をかぶったことから生じた語。