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蛸部屋

たこべや


[蛸部屋]
劣悪な環境で過酷な労働の強制から抜けだけないことを、蛸壺(たこつぼ)の中から出られなくなった蛸にたとえた言葉で、第二次大戦前に、北海道や樺太の炭鉱などでみられた労働者の宿舎「飯場(はんば)」のことをいった。そこから、非人間的な環境で働かされる場所を「蛸部屋」というようになった。ちなみに、「塗」が「泥」の意で、泥にまみれ、火で焼かれるような苦しみを「塗炭(とたん)」という。