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高を括る

たかをくくる


[高を括る]
「高」は、分量を表す言葉。「括る」は、一つにまとめること。つまり、その程度の数量(高)だろうと一つにまとめるという意味から生じた語で、戦いに際し、相手の領地の石高を括って勝敗の予測し、勝てるようであれば戦いを仕掛けたことから、大したことはないと相手をみくびるという意味に派生した。なお、程度がわかる、大したことはないことは「高が知れる(たかがしれる)」という。ちなみに、仕事の進み具合、程度、分量、また田植え・稲刈りのとき、当てられた分担の区画を「はか(計・量・果・捗)」というが、これから派生した語が「計る(はかる)」「秤(はかり)」「果敢なし(はかなし)」「捗る(はかどる)」など。