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捨て石

すていし


[捨て石]
「棄石」とも書く。囲碁で、自分の形勢を有利に導くため、相手にわざと取らせるように打つ石を「捨て石」と呼ぶ。それが、戦国時代に戦略上の言葉として使われるようになり、さしあたりは無駄にも見えるが、将来、または大きな目的のために役に立つであろうと考えられる行為、また、その人を意味するようになっていった。用法は、まったく無駄となる「捨て金」とは違う。