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素人

しろうと 


[素人]
ある物事に経験が浅く、未熟な人。また、職業・専門としない人をいう。芸のない白塗りだけの遊芸人を指す「しろひと(白人)」の音変化とする説、愚かな人をいう「痴(し)れ人」の転とする説などがある。「素」には「普通の」の意義があることから「ただの人」の意で当てられたとされる。また、対義語の「玄人(くろうと)」は、「黒人」とも書き、「素人」の音「しろ」から連想してできた言葉とされる。「玄」は、「幽玄(ゆうげん)」などの「玄」で、奥深くて暗いことを表すことから当てられたとされる。なお、「しろうと(素人)」の倒語を人名のようにいった語が「藤四郎(とうしろう)」。ちなみに、その物事について専門家でない人、畑違いの人を「門外漢(もんがいかん)」というが、この「門外」は門の外の意、「漢」は男性の意で接尾語的に使われる語で、転じて現在の意味が生じたもの。