修正依頼



尻切れ蜻蛉

しりきれとんぼ


[尻切れ蜻蛉]
蜻蛉は、尻尾が切れると死んでしまい、何もできなくなることから、物事が中途で切れて、完結しないことのたとえとして用いられるようになった。ちなみに、蜻蛉の身をひるがえして急に方向を変える習性から、ある場所に行って用を済ませてすぐに戻ってくることを「蜻蛉返り・筋斗返り(とんぼがえり)」という。また、その習性が、空高く、当てもなく飛んでいるように見えることから、楽天的でのんきそうな者をからかって「極楽蜻蛉(ごくらくとんぼ)」という。なお、とんぼがえり、宙返りの意の「翻筋斗(もんどり)」は、「もどり」の音変化で、戻るように回転することから「戻り」の意とする説がある。