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染っ垂れ

しみったれ


[染っ垂れ]
動詞「染(し)み垂(た)れる」の名詞形「しみたれ」が促音となった語。水などがじわじわと染みとおることからの表現で、物惜しみすること、こせこせして卑しいことをいう。なお、「染(し)む」は、「ソム(染)」「シメ(湿)」「シム(浸)」などと同根語とされ、色に染まることや、液体がぬれ通ることを意味する。「しみじみ」の「しみ」も同根語とされる。また、「たれ(垂れ)」は「はなたれ小僧」「小便たれ」「ばかたれ」など、名詞について人を軽蔑する意を表わす語としても用いられる、これは、小便や鼻水などきたないものを「垂れている(ぶら下げている)」ことを表わしたとする説、重みでだらりと「垂れ下がる」姿がだらしなく見えるところからとする説などがある。