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しっぺ返し

しっぺがえし


[しっぺ返し]
「しっぺいがえし」の音変化で、「しっぺい」は「竹箆」と書き、禅宗で用いる竹製の杖のこと。座禅の際、修行者をこれで打って戒めるもの。そこから、竹箆で打った相手を同じように打ち返すこと、つまり、やられたらすぐ仕返しすることの意で「竹箆返し」というようになった。人差し指と中指をそろえて相手の手の甲・手首などを打つ「しっぺ」も、「竹箆」が語源とされる。ちなみに、竹を削ってつくった刀を「竹光(たけみつ)」というが、これは刀匠の名の兼光・国光などの「光」をつけ、刀に似せた竹を洒落でいったもので、よく切れない刀をあざけていう語としても用いられる。