修正依頼



しかとする

しかとする


[しかとする]
博徒の世界から生まれたともいわれる隠語めいた言葉であったが、若者の間で一般化した。「たいしたことがない」という意味の九州の方言「しかと」に由来し、放っておくという意味に発展したとする説、花札の「紅葉に鹿」の鹿が、そっぽを向いているので、その無視しているかのごとき姿から「鹿頭(しかと)する」という言葉となったとする説がある。ちなみに、「そっち(其方)へのけておく」の意から生じた語が、かまわずに放っておくことをいう「其方退け(そっちのけ)」。